【タイトルバックナレーション】
天保年間1830年代、世にはびこる悪に向かって二人の男が挑戦状を叩きつけた。
時の北町奉行、榊原主計頭忠之と榊原の手で処刑されたはずの、ねずみ小僧次郎吉である。

 【キメ台詞】

(悪党達がなにやら、悪だくみをしているところへ登場して、罪状を語る。)
(何者!)

北町奉行、榊原主計頭忠之。

(証拠はどこにあるんだ!と悪党達がわめく!)

いいかげんにしねぇか悪党ども!

(ここで、鉄扇を投げて悪党の髷バッサリ!自分が夢之介である事をしらしめて、同時にそれが動かぬ証拠になる)

人の命をもて遊んだ貴様らに、もはや見る夢はないのだ!!
神妙に(潔く)縛につけ!

(ここで、悪党達は刃向かう)

関わりなき者は去れ!
さもなくば、斬る!

 

 【ラス立ちパターン】
パートTでは、右のように陣笠をかぶり、鞭を持って登場。
キメ台詞「さもなくば」で、鞭を捨て、「斬る!」で刀を構える。
このままのスタイルでの立ち回り。
パートUでは、冑なしで、登場。
キメ台詞「さもなくば」で羽織の総を口にくわえてほどき羽織を脱ぎ、「斬る!」で刀を構える。
羽織の下は左のように、たすきがけをしている。
関わりなき者が去ってしまったせいか(^^;)斬る人数は5〜10名とやや少なめ。
ストーリーによって、捕り方が来る場合もある。
悪党の身分によっては「潔く腹を切れ!」と切腹を促す。
この後、お白州の場面がある時もある。
  【ストーリー設定】
パートTでは、榊原が処刑したはずの、世間を騒がせた大泥棒・ねずみ小僧次郎吉と榊原、小料理屋「はのじ」の女将・おりんの三人が手を組んで、江戸の悪を懲らしめる。
榊原は悪の根源を探るために、「榊夢之介」と名乗り、浪人、やくざ、新内流し、役者、若旦那など様々に変装する。
次郎吉は持ち前の身軽さで敵のアジトに忍び込み、動かぬ証拠をつかんで、それを榊原に報告する。
おりんも同じく、事件の解決のために様々な手段で協力する。
次郎吉は、榊原から三郎三と名乗るように言われ、普段はそう名乗り女房のお初が営む絵草子を手伝っている。
パートUでは、「おりん」に代わって小料理屋「えんま」の女将「おつや」が登場。おつやの父親で「えんま」板前の五郎八とともに榊原に協力する。
次郎吉は女房のお初を殺され、独り者になった事によって、家庭的な話題が中心だったパートTに比べて、遊び人風になっている。
榊原の変装もパートTに比べると、浪人「榊夢之介」のスタイルが多くなっている。