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![]() 『娘を棄てた母・越すに越されぬ大井川 』 平成11年11月18日 |
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おれん /赤座美代子 おきぬ /三船美佳 清太郎 /柴田光太郎 泉屋宗兵衛 /児玉謙次 松葉屋助左衛門 /睦 五朗 大槻軍太夫 /石山律雄 堂本源九郎 /石倉英彦 高崎右近 /福本清三 |
大井川のほとり金谷宿近くの賭場で玄夢(谷啓)はせっかく儲けた金をおれん(赤座美代子)という莫蓮女(すれっからしとか、世間ずれして悪賢い女という意味)に持ち逃げされてしまう。 一文無しになった玄夢は仕方なく老婆に化けて同情を買おうとするが、通りかかった乾三四郎(丹波哲郎)にまで邪険にされ立つ瀬がない。 ところが、そんな玄夢を本物の老婆だと思い込んだ金谷宿の川庄屋、泉屋宗兵衛(児玉謙次)と娘のおきぬ(三船美佳)が親切にも自宅に連れ帰ってくれた。 おきぬは玄夢を腹を空かせた老婆と疑わず、何くれとなく世話を焼き、さらに自分は赤ん坊の時、泉屋の前に捨てられていたのを宗兵衛に育てられたと、身の上話まで打ち明けたのだった。 一方、大井川をへだてた島田宿では、関屋勘兵衛(里見浩太朗)がやはり川庄屋の松葉屋助左衛門(睦五朗)に用心棒として雇われていた。 松葉屋と泉屋の川人足同士は仲が悪く喧嘩沙汰が絶えないため、勘兵衛は助っ人としての腕を松葉屋に買われたのだ。 松葉屋で居候を決め込んでいるうち、勘兵衛は松葉屋の若旦那、清太郎(柴田光太郎)と泉屋のおきぬが好き合っていることを知る。 だが、二人の仲は親同士が認めようとしないらしい。島田宿の旅籠に居合わせたお蝶(岩崎ひろみ)や三四郎もこの話を知り、しっかりしろと清太郎を叱咤するが、気の弱い清太郎は行動に移そうとしない。 そんな中、勘兵衛は松葉屋から、泉屋を何とか叩き潰す方法はないかと相談を持ちかけられる。 金谷、島田両宿の川庄屋の代官、大槻軍太夫(石山律雄)の怒りを買っているというのだ。 要は軍太夫に賄賂が入らないのでおもしろくないらしい。そこで、松葉屋が総代に取って代ろうという魂胆なのだ。 その頃玄夢は、金を持ち逃げしたおれんが泉屋に現れたために逆上し、自分が老婆に化けていたことを忘れてしまったのだが……。 |