『消えた三千両!?老人力をなめるなよ』

平成11年10月28日
【CAST】
【STORY】
岩間主水
/大出俊

近藤右太衛門
/山田吾一

西海屋
/鶴田忍

磯部帯刀
/鷲生功

板垣頼母
/津村鷹志

近藤市之進
/伊東貴明

お静
/竹本聡子

八助
/岩尾正隆

権堂
/関根大学

共侍
/村田宏

彦造
/疋田泰盛

草壁久馬
/北村晃一

新庄
/芳野史明

新之助
/岡田翔太

盗賊
/青木哲也
おくのまさかず





 
 さる宿場でのんびりと温泉につかる三匹のご隠居と、お蝶。 そこへ宿場役人が踏み込み、この界隈を荒らし回っている盗賊に間違えられ、 危うく捕まりそうになる。 さらに、本物の盗賊と遭遇、 お蝶の持っていた虎の子の金を巻き上げられてしまう。 宿代にも困った老人三人はそれぞれの才覚で金を得ようとあがきはじめる。
勘兵衛は、折しもこの宿場に入ってきた黒岩藩の参勤交代の行列に目をつけ、 道中奉行・岩間主水(大出俊)に面会、浪人に疲れたので切腹したい、 ついては介錯してほしいと申し出る。 だが、主水に金目当ての狂言だと見破られ、恥じ入ってしまう。
実は、黒岩藩もたいへんな貧乏藩で、 主水は江戸までの費用が底を突いてしまい、頭を痛めているところだった。
一方玄夢は、得意のバクチで大儲けを企むが、欲をかいたあげくにすってんてんになってしまった。 だが、すごすごと戻る途中に、 油問屋『西海屋』の娘お静(竹本聡子)の同情を買い、 食事だけにはなんとかありつく。
そのころ三四郎は、盗賊騒ぎの時に知り合った気の弱い宿場役人 ・近藤右太衛門(山田吾一)の家に世話になっていた。 右太衛門には市之進(伊東貴明)という息子がいるのだが、 市之進は律儀一筋で出世に縁のない父を軽蔑していた。
三四郎はこの親子から、市之進とお静が相思相愛の仲だということを聞き出した。 しかしお静は、父親の命で右太衛門の上役・磯部帯刀(鷲生功) に三千両の持参金つきで嫁入りすることが決まっているというのだ。 三四郎は、好きなら奪ってでも自分の物にしろとけしかけるが、市之進は煮え切らない。
そんな中、盗賊一味がこの持参金に目をつけ、 金に困っている主水を引き込んで強奪を企てる。主水はやむなくこの企てにのってしまう・・・。 しかし、金を奪ったところで勘兵衛と出くわし、正体を見破られてしまう。が、勘兵衛は 主水を見逃す。一方、強奪された現場に市之進の刀が落ちていたとして、磯部は市之進をとらえるように命ずる。 「せがれは下手人ではない」という訴えを聞き入れてもらえなかった右太衛門は磯部の目の前で腹を切った。 そこへ、三四郎が駆けつけたが手遅れだった。
 盗賊一味は、大名行列にまぎれて宿場を抜け出そうとしていた・・・。主水のことで腰を上げない勘兵衛を おいて、三四郎と玄夢は市之進とともに行列の中にまぎれた盗賊に立ち向かった。 そこへ、勘兵衛が現れ主水と「水野流」の対決!死を覚悟していたためか、あっさりと勘兵衛に斬られた主水は遺書を 勘兵衛に差し出した。