里見浩太朗の代表作!!

『長七郎江戸日記』とは、日本テレビ系列で毎週火曜20:00から放送されていた時代劇である。
もとは、『長七郎天下ご免!』というタイトルで、1979年10月からテレビ朝日で放送されていたものを、里見浩太朗が日本テレビに移籍した事によって、 タイトルを変えて 1983年10月に新たにスタートした番組である。
時代劇不振の頃の放送が長かったが、平均18%台の視聴率を獲得し、スペシャルは常に20%台という人気番組であった。 里見浩太朗の代表作は他に『大江戸捜査網』『水戸黄門(助さん)』など沢山あるが、テレビでは他の役者がほとんど演じていないという面で、 「長七郎」は里見浩太朗の貴重な代表作と言える。
舞台でも度々公演し成功をおさめている。
独身貴族のヒーロー!!

徳川三代将軍家光の弟、忠長の忘れ形見だが、江戸の瓦版屋『夢楽堂』(シリーズ3は口入屋『浪花屋』)に居候している。 普段は、速水長三郎と名乗り身分を隠しているが、目に余る事件が起こるとじっとしていられなくなり、下川辰平演じる宅兵衛や火野正平演じる辰三郎に いろいろ探らせて、悪党を懲らしめている。
独身で、強くて、優しくて、カッコよくて、まさしく時代劇のヒーローの代名詞のようなキャラクターである。 となれば、女性が寄ってこないわけがない!!一番身近にいたのが、おれんさんこと野川由美子演じる『夢楽堂』の女主人である。 二人の行く末が気になるところだったが、シリーズ3でおれんさんがレギューラーからはずれてしまった。
代わりに登場したのが、口入屋『浪花屋』の娘おなつとおはるである。それに加えて、シリーズの多くが女性がらみのストーリーになっている。 雪女に裸で身体を暖められたり、女スリに惚れられたり、少女に「大きくなったらお嫁さんになりたい!」と言われたり・・・ まさしく、モテモテのヒーローである。
みどころは派手な立ち回り!

ラス立ちのパターンとしては、悪党がなにやら悪い話をしているところへ、長七郎の声が・・・ 「何者だ!」すると、障子に長七郎の陰が!そして、宅兵衛が「こちらにおわすお方をどなたと心得る!」と どこかで聞いた事のあるようなセリフで長七郎の身分を明かす。と同時に、長七郎の着物の葵のご紋をアップにする。 だが「水戸黄門」の印籠ほど効力がないようで、ほとんどの悪人どもがはむかって来る。 そして、きめゼリフの「俺の名前は引導代りだ!迷わず地獄へ落ちるがよい!!」である。
毎回、十数名を屋敷内を飛びまわりながら斬る!
里見浩太朗の立ち回りを一番引き立たせるのが、この『長七郎』の立ち回りであろう。 「立ち回りは踊りと同じ」という里見浩太朗の言葉どおり、まさしく舞のような華麗な立ち回りである。
長七郎は柳生新陰流免許皆伝という設定。二刀流で最後に刀をおさめながら、一回転する。 途中カットを入れているのだが、画面上では本当にやっているように見えるため、「おっ!」と思っていた人も少なくないはず!
ちなみに、舞台ではというと・・・(^_^;)観てみて下さい。