第7章『「忠臣蔵」から「風林火山」』
「時代劇の第一人者」と里見が言われるようなったきっかけとも言える
作品が、日本テレビの年末時代劇スペシャルである。
昭和60年『忠臣蔵』では、役者なら誰もがやってみたいという「大石内蔵助」を
熱演し、NHKの紅白歌合戦を揺るがせたとして、テレビ史に名を残した。
翌年、芸能生活30周年を迎え、赤坂プリンスホテルのパーティーには約700人もの
人が訪れる、盛況ぶりだった。
『白虎隊』では、会津藩家老「西郷頼母」を演じ、時代劇ブームの発端となり、
それから数年、各テレビ局では毎日どこかで時代劇を放送した。そして、年末年始には
十数本もの時代劇スペシャルを放送した。
また、その翌年の『田原坂』では、体重を増やし「西郷隆盛」を演じた。その後も、8年続いた
年末時代劇スペシャルに、6回出演している。
平成2年の新春時代劇スペシャル『樅の木は残った』では一人息子の「佐野圭亮」がデビュー。
親子役として共演した。平成4年『風林火山』では、念願だった「山本勘助」を熱演。
傷だらけのメイクが話題を呼んだ。
レギュラー番組は、日本テレビの火曜8時の枠に定着したが、時代の流れはまた時代劇衰退へと向かってゆく・・・。
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