第4章『姉上と浩べぇ』

芸名が、「里見浩太」となってからは 次々といい役がつき、翌年には初の主演作品に恵まれ、その後も順調にスターの地位を築いていった。
当時の、映画雑誌(今でいえばアイドル誌)では、毎回その紙面を賑わせて、スター人気投票では、 3位の石原裕次郎に続いて、堂々の第4位となった。また、京都には一戸建の家を建て、静岡の母親 を呼び、同居を始めた。家には、毎日のように何人もの追っかけの女の子が来ていたという。
そんな里見の人気を更に上昇させたのが、美空ひばりとの共演である。昭和33年『ひばり捕物帖・かんざし 小判』が初共演。その後、『いろは若衆・ふり袖ざくら』・『お染久松そよ風日傘』などで恋人役を演じ、 お互い「姉上」「浩べぇ」と呼びあう仲になる。 ひばりの母親は、当時ひばりの結婚相手に・・・。と考えていたとの説もある。
時は流れ、お互い一度離婚を経験した後にも、二人の恋の噂が世間を騒がしたこともあった。 「・・・ひばりさんとぼくとの間には、同世代どうしの友情のようなあたたかい関係が、 ずっと続いたのたど思う。」のちに、美空ひばりは52歳という若さでこの世を去ることになる。
5章へ
歴史の目次へ