里見浩太朗が異形の軍師・山本勘助役に!!

 日本テレビ開局40周年の記念番組として放送された、年末時代劇スペシャル第8弾「風林火山」。
主人公はご存じ山本勘助だが、この勘助役に里見浩太朗が挑戦した。
勘助は片方の目に刀傷を負っているほか、全身に数十カ所もの傷を持ち、しかも片方の足が悪いという”異形の人”である。 里見は、19歳の頃に原作を読んで強烈な印象を受け、以来「顔は醜くとも、心はみずみずしく男らしい魅力にあふれた人物。 無償の愛を捧げる女性・由布姫に対する純愛に惹かれ、一度は演ってみたいと思っていた役」と、憧れていた。
東映では片岡千恵蔵が演りたがっていたが実現せず、映画でも三船敏郎さんで1度取り上げただけ。とにかくスケールが大き過ぎ、 膨大な費用がかかる。というのが大きな要因のようだ。
芸能生活35周年の里見の著書「ゆっくりと一歩」でも、自らこの役をやりたいとはなかなか語らない里見が 「山本勘助はぜひやってみたい」と語っている。
 ところで、、勘助の刀傷だらけの顔は、メークに毎回1時間半もかけた。 長い間、撮影のために片方の目をふさいでいたため、平衡感覚がにぶってしまい、 なおかつ、足の不自由な演技を見せなければならないということもあり、里見の苦労の演技が 随所に見受けられる。
とにかく、いままでの里見のキャラクターからは想像を絶する役なのだが、クランクアップ時に里見は 「精根こめて演じさせてもらった。僕の代表作ともいえる作品です。」と満足の様子だった。
しかし、イメージダウンにつながりかねないとの周囲の配慮とファンサービスもあり、 里見は、武田家中随一の美男子という高坂弾正忠昌信も演じ、二役に挑戦した。