冒頭シーンの撮影に根性演技!

 冒頭に迫力あるシーンを撮ろうと、監督の斉藤光正が里見浩太朗に「登れますか?」
これには、里見もつい「大丈夫ですよ!」で、袴をひもで縛って帆船のメーンマストの中腹にあるトップ(見張り台) へ登ることに・・・。
高さ12〜13メートル。高所恐怖症でなくても遠慮したいところ。
無事登り終え「○○○○ちぢんでないね?」の監督の励ましに、
里見も「オシッコがしたい〜!」とジョークで返した。

函館へロケハン

 里見浩太朗をはじめ、森繁久弥、十朱幸代、野村宏伸ら出演者は、 函館戦争で散った榎本軍の兵士をまつった碧血碑に花輪をささげ、参拝した。
一行は、函館名物の「五稜郭祭」のパレードに参加。
 オープンカーに乗った里見らが見えると沿道を埋めた市民が”がんばって!”と声をかける。
若者に人気の野村宏伸の車はファンに取り囲まれ、立ち往生する始末だった。

爆笑の婚礼シーン!

 榎本の妻、多津を演じるのは、浅野ゆうこ。
この二人の婚礼シーンの撮影で、 杯を交わすシーンで思わず、里見が吹いてしまい、一同大爆笑! 
森繁久弥もちゃかしまくり、厳粛どころかはちゃめちゃな婚礼シーンの撮影となりました。

渡哲也が土方歳三役で出演!

 毎回、豪華なキャストを揃えている年末時代劇だが、この『五稜郭』には 渡哲也が出演。
スタッフが口説きまくり、やっと出演が決まった。
里見も、隣のスタジオで撮影していた渡を長七郎の扮装で表敬訪問したり、 ゴルフや麻雀をしたりとコミュニケーションもバッチリ! この日本を代表する大物俳優の共演も注目!

年末時代劇はバブルの象徴!?

 この年末時代劇が制作されていた頃は、まさにバブル時代・・・。
なかでも、それを象徴するのが今では考えられない制作費。
なんと、この「五稜郭」では10億円もが投じられたとか・・・。
現在こんなに制作費を賭けてテレビ時代劇を作成することなど、夢のような話だ。