里見浩太朗が本物の西郷隆盛のように見えてくる!?

 里見は西郷隆盛役と聞き、最初はとまどったという。先ず外見が違う。
特に長身というわけでもなく体格も西郷隆盛のイメージとは全く違う。
里見は65キロあった体重を、これが役者としてぎりぎりという70キロまで食事療法で増やし、さらに肉じゅばんを つけた。
「最初はどんな西郷になるかと心配だったけれど、意外にいい線いってる。顔もつけ眉毛で彼のイメージに近づいたと思う」
 容姿はできた。だが、演技は、「たとえば”忠臣蔵”の大石なら多くの先輩達が演じているので、ある程度どんなものかわかる。 さて、それが西郷となると、手本がない。かなり迷いましたね」
 その迷いも、この作品を見た人は西郷イコール里見となると考えることで解決した。
「僕が西郷なんだと言い聞かせる。すると役にすっと 入っていけたし、あのむずかしい薩摩弁も楽に口から出るようになった。不思議なものです」
里見はこの「田原坂」の撮影の後に「長七郎江戸日記」のテレビ収録と舞台が控えていたが、テニスや食事療法で元に戻したそうだ。