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杉山義法 脚本・演出
金子 良次 演出   

■キャスト
大石内蔵助・・・・・・ 里見浩太朗
リク・・・・・・・・・・・・・ 酒井和歌子
浮橋太夫・・・・・・・・ 高嶺ふぶき
杉野十平次・・・・・・ 山下規介
矢頭右衛門七・・・・ 中村繁之
瑶泉院・・・・・・・・・・ 高松あい
武林唯七・・・・・・・・ 藤堂新二
小野寺十内・・・・・・ 川辺久造
たこ八・・・・・・・・・・・ 曾我廼家寛太郎
小鈴(他)・・・・・・・・ 谷原緑
瀬尾孫左衛門・・・・ 稲吉靖司
大石主税(松之丞) 嘉島典俊
堀部安兵衛・・・・・・ 伊吹剛
戸田の局・・・・・・・・ 新橋耐子
スズ・・・・・・・・・・・・ 丹阿弥谷津子
 
 
■第一幕
第一場  播州赤穂の浜
第二場  大石邸玄関前
第三場A 同・蔵の中
第三場B 同・蔵の前
第四場  同・居間と廊下
第五場  城外・大手門
第六場  赤穂の砂浜
■第二幕
第一場A 妓楼笹屋の座敷と庭
第一場B 同・庭
第二場  山科の居間
第三場  同・表座敷
第四場  同・門前
第五場  瑶泉院の仏間
第六場  大詰・吉良家門前
 
 
 
 
 









元禄14年3月14日、江戸城松の廊下において、藩主・浅野内匠頭が、吉良上野介に刃傷に及ぶ大事件が発生する。
内匠頭は即日切腹。その知らせは、赤穂の上代家老・大石内蔵助にも届き、家中は混乱する。
内蔵助は、土蔵に籠もり、何をなすべきか悩みに悩む。
そして、城明け渡しと決定した。
1年後、京には、遊びにうつつをぬかす内蔵助の姿があった。
内蔵助は妻リクに実家に帰るように告げる。
そして、お家再興の道が閉ざされ、いよいよ討ち入りの決意をする。
大石家に伝わる、切腹の作法を主税に伝える内蔵助。
元服した姿をひと目、母上に見せたかったという主税・・・・
それぞれの思いを胸に、四十七士は討ち入りへ・・・・

〜感想〜

今回、5度目の大石内蔵助。
この見慣れた、大石をいかに新鮮に受け止められるか。
それが、観劇前の正直な私の気持ちでした。
しかし、今回の大石はそんな思いを一度に払拭してくれました。
細部の演出が変わっていたり、共演陣がリフレッシュしていた事もありますが、なにより、里見内蔵助に今まで以上の気迫を感じました。
温和な瞳、鋭い眼光、所作のひとつひとつになんとも言えない色気と、心を感じました。それが、いったい何なのか・・・・
自分がファンになったきっかけは、年末時代劇の「忠臣蔵」だったと、なんとなく記憶しています。この舞台の期間中、私は改めて年末時代劇の「忠臣蔵」を見ました。 確かに素晴らしい。しかし、今回の舞台にしかないものも改めて実感しました。
すばらしい歳月が生み出した、今回の里見内蔵助。
ファンである事がうれしくなる作品でした。